こんにちは、モアイです。中村仏壇店ブログへおこしいただき、ありがとうございます。
三連休の中日、ここ伊勢市ではぬける様な青空。
彼岸花の赤と青空のコントラストが美しい、よい天気となりました。
彼岸花と言えば、【お彼岸】。今回は【お彼岸】についてのお話です。
お彼岸は、春と秋の年2回ございますね。
3月の春分の日を中日としたの前後7日間の「春のお彼岸(春彼岸法要)」と9月の秋分の日を中日とした前後7日間の「秋のお彼岸(秋彼岸法要)」です。
では、この「彼岸」とは何なのか、みなさんご存知ですか?
「彼岸」とは、「悟りの世界」のことを言い、私たちが住んでいるこの煩悩や迷いにみちた世界は「此岸(しがん)」と言います。
仏菩薩の悟りの世界である彼岸へ入るには、六波羅蜜(ろくはらみつ・6種の実践項目)の修行をすることで、悟りの世界に到達出来ると言われています。
また、太陽が真東から昇り真西に沈む、昼と夜の時間が全く同じ時期を「彼岸」と呼び、この時期に仏様やご先祖様をご供養する事で極楽浄土へ導いていただけると考えられております。
このお彼岸の時には、お仏壇や仏具のお掃除を行い、供花や果物やお菓子や精進料理などお供えをしましょう。
しかし、こういった法要の際に数々のお供え物をすると、ご先祖様のお位牌やご本尊様がお仏壇の奥に埋もれてしまって、お顔がよく見えないということありませんか?
せっかく遠方からご親戚やご家族の方が集まっていただくのですから、ゆっくりとご先祖様と対話したいもの。
お仏壇の中には、内陣と言われるお仏壇の内部を手前にスライド出来る「法要壇」というものもございます。
この法要壇は、階段状にスライドしますので、ご先祖様のお位牌やご本尊様のお顔がご参列の後ろの方の方でもご覧いただきやすいようになっております。
また、片手でスライド出来るので、お仏壇の奥の埃や細かな装飾など、なかなかお手入れしにくい場所でもお手入れしやすいお仏壇です。
中村仏壇店のショールームにはこの法要壇も展示しておりますので、ご興味がございましたら一度是非ご覧ください。
これからの季節、気候も穏やかになってまいります。気持ちも穏やかに、仏様やご先祖様への感謝の気持ちを表しましょう。